遊覧船でめぐる巌門 能登金剛遊覧船

旅行
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能登半島にある能登金剛。

その能登金剛を代表する景観が巌門です。

何度も訪れたことがある場所ですが、遊覧船に乗船したのは初めてでした。

正直、『今更遊覧船か・・』と思ったのですが、ついつい勢いで乗っちゃいました。良かったですよ。

陸から見る景色と海から見る景色は全然違い、遊覧船ならではの景観をたくさん見ることができました。

今回は、所要時間20分のちょっといい船旅「能登金剛遊覧船」のご紹介をします。

能登金剛

能登半島国定公園を代表する景観の1つ能登金剛。

福来港から関野鼻までの海岸を指し、険しい断崖と荒波が作り出した奇岩が続きます。

一番の見どころは巌門で、浸食によってぽっかりとあいた穴は圧巻です。

その他には、松本清張の『ゼロの焦点』の舞台となった「ヤセの断崖」、源義経が船を隠したと言われている「義経舟隠し」、日本最古の木造灯台「福来の灯台」など、見どころがたくさんあります。

能登金剛遊覧船

能登金剛は海からでないとなかなか概要がつかめません。

そこでおすすめなのが、能登金剛の荒々しい自然美を海上から楽しむことができる遊覧船です。

能登金剛・巌門周辺を約20分で運行。4隻の船で随時運行しています。

乗り場は3ヵ所あります。

1、能登金剛センター下船乗り場

2、道の駅巌門下船乗り場

3、福浦港発着コース

私は、遊覧船からの巌門と陸からの巌門、両方を見たかったので、能登金剛センターから乗船しました。

料金は1,100円。

巌門洞穴・鷹の巣岩・碁盤島・旧福来灯台などの見どころを20分かけて遊覧します。

少々お高く感じるかもしれませんが、遊覧船だからこそ目にすることができる景色がいっぱいだし、案内人付きなのでいろんな話が聞けます。

遊覧船から見た巌門

遊覧船に乗船するとすぐに、船の一番の見どころ「巌門」へ行きます。

巌門に近づくと船は徐々にスピードをゆるめ、洞穴に入って行きます。

小さな船は通り抜けできるそうですが、遊覧船の大きさでは通り抜けができません。

ギリギリのところで引き返してきます。

遊覧船はどんどん穴に近づいていきました。

巧な運転士さんの操縦でしたが、ここまでが限界のようです。

ここからバックをし、巌門がきれいに見える所で少し船を停めて写真タイムです。

これが遊覧船から見た巌門全体の景色です。

陸からではこの景色は見れません。

これも遊覧船に乗ったからこそ見れた景色ですね。

鷹の巣岩

巌門洞窟と並び、能登金剛のシンボルとなっています。

高さ30m、周囲の長さ約150m。海の中から急にそそり立つ岩です。

あまりの断崖に誰も頂上を極めた人がいないそうです。

その昔、鷹が巣を作っていたことから、このように名付けられました。

碁盤島

高さ10mの険しい島。

その昔、源義経が兄頼朝に追われる身となり、ここを隠れ家としていたそうです。

その際にここに登り、縦横に碁盤の目のように入ったヒビで碁を打ったことから名付けられました。

岩のり採集場

波の間から見えている平らなコンクリートのようなものが、岩のりの採集場です。

能登では12月から2月の最も寒い時期に、岩のりが岩場に繁茂します。

岩のり採りは能登の冬の風物詩ですが、荒れ狂う冬の日本海。

岩のり採りの大変さを改めて知ることができました。

日本最古の木造灯台 旧福浦灯台

現存する木造灯台としては日本最古の灯台です。

すぐ近くに行くのではなく、遠くに望むポイントへ行きます。

草木の緑の中に白い灯台がちょこんと建っています。

明治初期に建造されたもので、現在石川県の重要文化財に指定されています。

菜種油を使いランプを燈していました。

この灯台ができる前は、高台でかがり火を焚き、港に入る船の安全を守っていたそうです。

風力発電

石川県の北部、日本海に突き出た能登半島。

海からの強い風が吹く沿岸地域に、大型の水車がたくさん立ち並んでいます。

これまで、ごつごつした岩や切り立った断崖が続く中、ちょっと違った風景が楽しめます。

潮風が心地よく、ほのぼのしていて、日々の忙しさを忘れるほどのどかな風景でした。

猪鼻岬

旧福来灯台、風力発電を見終えた頃、船は船着き場へ戻っていきます。

こちらはちょっと変わった奇岩「猪鼻岬(いのはなみさき)」

岩の先が猪の頭の形に似ていることから猪鼻岬と呼ばれています。

千畳敷岩

遊覧船のラストは千畳敷です。

畳が1千畳もあるように、平らな岩場が広がっていることから名付けられました。

今から何千万年も前の海底隆起によりできたものだそうです。

釣り人もたくさんいて、見ているだけでもほのぼのします。

この千畳敷を見たらすぐに、船は下船場に到着しました。

あっという間の20分間。

でもとても充実した20分間でした。

巌門と巌門洞窟

ここからは地上からの見た巌門をご紹介します。

巌門を間近で見るためには階段で下まで行かないといけません。

遊歩道の階段と巌門洞窟を利用する方法があります。

私は洞窟を通り抜けて行きました。

足場は良いのですが暗いので注意が必要です。

そんなに長くはない階段を降りると、洞窟の出口に到着します。

出口付近まで海水が流れ込んできています。

ここは義経主従が隠れ場所にした所だと言われています。

左が巌門、右が巌門洞窟。

どちらも日本海の荒波によって造られた洞門です。

左が鷹の巣岩、右が巌門。

先ほどの遊覧船から見たものとは全然違ったものに見えます。

巌門から見た遊覧船。

先ほどこの遊覧船に乗りましたよ。

遊覧船から見た景色と陸から見た景色。

全然違う風景をお楽しみいただけましたでしょうか。

少しでもみなさんの旅のお役に立てたら幸いです。

まとめ

能登半島にはたくさんの見どころがあります。

その1つに能登金剛がありますが、その能登金剛を代表する巌門は人気のスポットです。

多くの方は陸から見る景色だけで満足されますが、せっかく来られたのなら、遊覧船はおすすめです。

能登金剛遊覧は所要時間20分、さまざまな景色を見ることができます。

海からでしか見れない景色が楽しめますよ。

※内容・時間・料金は旅行時のものです。

 

 

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