立山黒部アルペンルートの楽しみ方

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グーグル・トリップアドバイザー・フォートラベルなどで、常に高評価を得ている立山黒部アルペンルート。

春は雪の大谷ウォーク・夏は雄大な山々と黒部ダムの放水・秋は紅葉狩り、どの季節に訪れてもワクワクが止まらない場所です。

今回は、夏に日帰りで大満喫した立山黒部アルペンルートをご紹介します。

わかりやすくするために、写真をたくさん掲載しました。

どうぞゆっくりご覧くださいね。

立山黒部アルペンルートとは

標高3,000m級の山々が連なる、北アルプスを貫く世界有数の山岳観光ルートです。

総延長37、2km、最高地点2,450m。

富山県側の立山町「立山駅」から長野県側の大町「扇沢駅」(またはその逆)を乗り物を乗り継ぎながら、どなたでも気軽に雄大な自然を満喫することができます。

マイカー乗り入れ

立山黒部アルペンルートはマイカーの乗り入れができません。

マイカーで来られる方は、富山県側は立山駅まで、長野県側は扇沢駅までとなります。

立山黒部アルペンルート駐車場のご案内

同じ駅に戻ってくるのなら、この駐車場を利用すればいいです。

通り抜けを考えておられる方は、マイカーを業者に頼んで、回送をする必要があります。

マイカー回送のご案内

立山黒部アルペンルートは下調べが大事

立山黒部アルペンルートを満喫するためには下調べが大事です。

時間を有効に使うためには時刻表のチェックを必ずして下さいね。

WEBきっぷもありますのでご活用ください。

立山黒部アルペンルート時刻表

服装も大事です。

標高の高い所に行くので、夏でもひんやりしています。天気が悪いととても寒いです。

服装チェックも忘れずに!

服装と持ち物

立山駅から黒部ダム往復

私はいつも富山県側の立山駅で車を停め、立山駅から黒部ダムを見て、同じルートで引き返してきます。

友人と行くこともありますが、最近は殆ど一人で気軽に楽しんでいます。

立山黒部アルペンルートを楽しむのは、できるだけ早く順番待ちをし、眺めのいい場所や座席を確保することです。
乗り物はいつも混雑しています。座席数も少ないです。
ぎゅうぎゅう詰めの乗り物をいくつも乗るのは疲れます。
常に時刻表を気にして順番待ちをし、座席を確保できると疲れも半減しますよ。

立山駅から美女平へ

私の立山黒部アルペンルートの旅は10:00にスタートしました。

立山駅に到着したら、まずは立山ケーブルカーに乗車します。乗車時間は7分

立山駅での混雑は殆どなく、スムーズにケーブルカーに乗車することができました。

でも相変わらず車内は満席状態。

通路にも人がぎっしり乗っています。

低山帯の森林から山地帯の森林を見ながら、美女平駅へ向かいます。

平均勾配は約24度。

途中、岩が柱のようになっている材木岩(柱状節理)が見られる箇所があります。

美女平から室堂ターミナルへ

美女平駅に到着したら、すでにたくさんの人が順番待ちをしていました。

室堂ターミナルへは、立山高原バスに乗車します。所要50分

977m地点から2,450mまで一気に上がります。

移り変わる景色を楽しむことができます。

車内ではDVDが放映され、所要時間は50分ですが、長く感じることはないと思います。

室堂ターミナルへ行く途中では、車内から「落差日本一!」称名滝を見ていただくことができます。

もちろん天候により見れないこともあります。

私の場合、立山駅からここまでは小雨が降り、あまり視界が良くありませんでした。でもしっかり見ることができましたよ。

アルペンルートの天気は変わりやすい

立山黒部アルペンルートは、標高3,000m級の山々が連なる、北アルプスを貫く山岳観光ルートです。そのため、その場所により天候は大きく変わります。

今回私は、スタート時点の立山駅からここまで小雨が降っていました。

ケーブルカーでの視界も悪く、高原バスも前半の30分近くは、殆ど外の景色を楽しむことができませんでした。それは前の写真でもおわかりいただけると思います。

でも・・ ここからです!

上に上がれば上がるほど、視界が広がり、そこには雄大な景色が待っていました。

弥陀ヶ原の雲海ドライブ

大自然が織りなす幻想的な風景、雲海。

弥陀ヶ原高原付近では、雲海を見ながら高原バスのドライブを楽しむことができました。

高原バス乗車から約30分位は、殆ど外の景色が見れなかったので寝ている人が多くいました。

そこでバスの運転手さんから『皆さま、視界も良くなり、弥陀ヶ原高原もキレイに見えてきました』のアナウンスが・・みんなが『うぉー!!』と感動した瞬間でした。

下界の天気が悪くても諦めないでくださいね。山の天気は変わりやすいです。

夏の雪の大谷

立山黒部アルペンルートの春といえば、雪の大谷ウォークが人気です。

高さ20mに迫る雪の壁を歩くことができます。※4月中旬から6月中旬まで

私が行ったときの雪の壁はこんな感じでした。

これからはこの雪の壁も解けてなくなります。

この雪の大谷を通過すると、室堂ターミナルへはすぐに到着します。

室堂からの景色です。雄大な山々がくっきりと見えました。

到着したらまず、この室堂でゆっくりしたいところですが、先を急ぎます。

黒部ダムへ行くには、あと3つ乗り物に乗らなくてはいけません。

できるだけ早めに行っておかないと、後になればなるほど待ち時間がでてきます。

私はいつも室堂散策は後に回し、まず黒部ダムへ向かいます。

室堂から大観峰へ

室堂から大観峰へは、立山トンネルトロリーバスに乗車します。

真っ暗なトンネルの中を10分間走ります。

立山の主峰、雄山(3,003m)の直下を貫通している立山トンネルを走るトロリーバス。

最大の特徴は石油燃料ではなく、電車線からの電力の供給を受けて走ることです。

トンネル内に排気ガスが溜まることなく、自然環境保護にも役立っています。

大観峰から黒部平へ

立山ロープウェイに乗車します。所要7分

私はいつもこの姿にキュンキュンします。

黒部平から出発したロープウェイに折り返し乗るのですが、一生懸命上がってくる姿がたまりません。

ここまで来ると、黒部ダムまでもう一息です。

黒部平から黒部湖へ

黒部ケーブルカーに乗車します。所要5分

立山ケーブルカーとの違いは、自然景観保護と雪害防止のため、全線地下を走ります。

外の景色は見れません。

でも最大勾配31度。凄い勾配を走る姿は圧巻です。

ご覧の通り、駅は階段が多いです。履き慣れたスニーカーで来てくださいね。
アルペンルートにおしゃれは禁物ですよ!

黒部湖に到着

黒部湖に到着しました。

長いトンネルを抜けると黒部湖が目に飛び込んできます。

何ともきれいなエメラルドグリーンです。

黒部ダムを楽しむ

トンネルの出入り口付近には「周辺マップ」が掲示されています。

黒部ダムの堰堤を歩くのも良し。黒部ダム展望台に行くのも良し。

黒部湖遊覧船ガルベにのるのも良しです。

どうぞみなさんに合ったプランをお楽しみください。

黒部ダムについて

黒部ダム堰堤を歩く

私は毎回このコースです。

堰堤を歩く → ダム展望台へ行く → ダム新展望広場へ行く → 黒部ダムカレーを食べて帰る

まず堰堤をゆっくり歩きます。

堰堤の高さは186mで日本一。長さは492m。左右のウイングが特徴です。

程なく歩くと、ゴォーとすごい音が聞こえてきます。黒部ダムの放水です。

毎秒10t以上の水が露状になり放水される様子は圧巻です。

運が良ければ虹を見ることができます。

黒部ダムの放水は期間限定です。2023年6月26日~10月15日まで
天候などにより、放水を中止する場合があります。

2つの黒部ダム展望台

ダム展望台へ行くには、ご覧の通りたくさんの階段を上り下りします。

上はダム展望台。下はダム新展望広場です。

よくポスターや雑誌で見る「黒部湖とダムの放水」を見たければ、ダム展望台へ。

間近で放水を見たければダム新展望広場がいいと思います。

足に自信がない方は、無理せず、途中の「放水観覧ステージ」や「レインボーテラス」まで行って、引き返すのもいいと思いますよ。

風が強いと、階段が封鎖されることがあります。ご注意くださいね。

ダム展望台

ダム展望台の階段は220段あります。

ゆっくりゆっくり、休憩をとりながら展望台を目指しましょう。

標高1,508mの展望台からは、立山連邦をはじめ、北アルプスの大パノラマが待っています。

黒部ダムを眼下に見下ろせるこの展望台は、絶景のビューポイント。

堰堤を歩く人々の様子も見ることができます。

階段は少々きついですが、疲れも吹っ飛んでしまうくらい感動の景色です。

ぜひみなさんも、ダム展望台にチャレンジしてみてくださいね。

ダム新展望広場

放水の様子を間近に感じたいなら、ダム新展望広場がおすすめです。

すごく迫力があります。

でも油断は禁物ですよ。標高が高いので、すぐ息切れします。

1度に2つの展望台を目指すのは少々きついので、必ず休憩をとって下さいね。

ここには黒部ダムレストハウスがあるので、名物の「黒部ダムカレー」を食べて、一息ついて、もう一つの展望台に行くといいと思います。

復路は同じルートで

黒部ダムを堪能し、復路は同じルートで引き返します。

黒部湖 → 黒部平 → 大観峰 → 室堂 の順番です。

黒部湖から、関電トンネル電気バスに乗り、長野県の扇沢へ行く方法もあります。

これが俗にいう「立山黒部アルペンルート通り抜け」です。

でも私はマイカーで立山駅に来ているので、同じルートで引き返します。

室堂散策

黒部ダムの見学も終わり、同じルートで室堂まで戻ってきました。

ここで忘れてはいけないのが室堂散策です。

立山黒部アルペンルートに来たならば、絶対外してはいけないスポットです。

室堂は日本最高所に位置する駅がある所です。

ターミナルにはレストランや売店があり、周辺には美しいスポットが多くあります。

そして何と言っても、雄大な山々を間近に見れる場所です。

立山というと、登山を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、実は1時間くらいで簡単に散策をすることができます。

ターミナルの3階(屋上)から外に出て、思いっきり室堂を楽しみましょう。

中部山岳国立公園「立山」の石碑。後ろは立山の主峰雄山です。

立山玉殿の湧水
立山の主峰雄山の直下にある立山断層破砕帯から湧き出す水。
日本名水100選。

みくりが池周辺を散策することもできます。

今回私は、写真撮影だけして、往路と同じルートで立山駅まで戻りました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、私が大満喫した「日帰り夏の立山黒部アルペンルート」をご紹介しました。

山はお天気が良くないと楽しさが半減してしまい、予約とお天気の兼ね合いが難しいところです。

私は比較的近くに住んでいるので、天気予報を見ながら予約なしで気軽に行くことができますが、遠くに住んでいる方は、そうもいかないかもしれませんね。

みなさまの立山黒部アルペンルートの旅が、素晴らしい旅行になりますように・・

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