石川県金沢市にある兼六園は、水戸の偕楽園、岡山の後楽園と共に日本三名園に数えられ、一年を通じて美しい景観を楽しんでいただける場所です。
そして何と言っても、桜の時期が最も魅力的で人気です。
ソメイヨシノが見頃を迎える1週間程度は兼六園の入園料が無料になります。
兼六園が無料開放されている期間は、夜になるとライトアップも開催され、日中とは全然違った雰囲気をご覧いただけます。
日中の桜、ライットアップの桜・・どちらも兼六園の「庭園美」を楽しんでいただけると思いますので、ぜひお訪ねいただけたら幸いです。
兼六園桜の見どころ
兼六園に入るには入り口が数か所ありますが、一般的な入り口はこの桂坂口になります。
この付近の桜並木も素敵ですが、道路を挟んで向かいにある金沢城公園・石川門の桜はとっても綺麗です。
石川門の石垣とピンクの桜、白の金沢城のコントラストがとても美しいです。
この辺りが私のイチオシです!
●見どころマップ
兼六園の桜は約40種類、400本を超える木々があります。
また品種によって開花時期も違うため、兼六園では比較的長い期間桜を楽しむことができます。
中でも注目は菊桜。この桜目当てに兼六園を訪ねる方も多くいます。
特長は何と言っても花びらの多さ。通常の菊桜の花びらは100枚から200枚に対し、兼六園菊桜は300枚以上と言われています。
また、開花から散るまで花びらの色が3度変わり、蕾の時は濃いピンク、咲くと薄いピンクになり、散る頃には白っぽくなります。
兼六園菊桜の開花の時期は遅く、「兼六園観桜の最後を飾る」桜となります。
そのほか、熊谷桜、旭桜、福桜などの銘木もあり、桜好きにはたまならい場所です。
美しい庭園 兼六園
兼六園の中に入ると、思ったより桜の数が少ないと感じるかもしれません。
兼六園の桜は40種類もあり、その中には当然早咲き遅咲きの桜があります。
ものすごい数の満開の桜を楽しみに行かれたとすれば、ちょっと拍子抜けするかもしれません。
兼六園は満開の桜を楽しむと言うより、美しい庭園に咲く桜を見る・・と思われた方が良いかもしれません。
兼六園は水戸の偕楽園、岡山の後楽園と共に日本三名園の1つになっています。
江戸時代の代表的な大名名園として、加賀歴代藩主により長い年月をかけて形づくられてきました。
兼六園は「廻遊式」の要素を取り入れながら、様々な時代の庭園手法も駆使して総合的に造られた庭です。
お寺の方丈や御殿の書院から見て楽しむ座観式庭園ではなく、土地の広さを最大に活かし、庭の中に大きな池を作り、築山(つきやま)を築き、御亭(おちん)や茶屋を点在させ、それらを立ち寄りながら遊覧できる庭園です。
中でも「ことじ燈籠」は、観光写真にも度々登場する兼六園のシンボル的存在です。
珍しい2本脚の灯籠で、元々二股は同じ長さだったそうですが、何らかの原因で折れてしまい、石の上に片脚を乗せてバランスを保っています。
霞ヶ池にことじ燈籠、そして周りの木々が池に映る景観は素晴らしく、多くの方が記念撮影をされます。
兼六園にはいくつもの池と、それを結ぶ曲水があり、掘りあげた土で山を築く・・
そして多彩な樹木が植栽されて、とっても美しいんです。
庭園である兼六園は、広大・幽邃・人力・蒼古・泉石・眺望の六勝を備えた庭園という意味から名付けられ、まさに風光明媚。国内外から多くの観光客が訪れる北陸一の観光名所となっています。
兼六園のライトアップ
豊かな水が清涼感を運ぶ夏の兼六園、紅葉の兼六園、冬の雪吊りの兼六園。。
でもやはり、桜の時期の雰囲気は格別です。
桜の開花にあわせ、兼六園と金沢城公園の開園時間の延長と、兼六園の無料開放が行われます。
開園時間の延長に伴い、ライトアップも開催されます。
日中のお花見も素敵ですが、ライトアップされた兼六園もかなりオススメです。
兼六園の中には茶店がありますし、周りにはたくさんの飲食店、お土産屋さんがありますので休憩をしながら、ぜひ日中とライトップをされた兼六園を見ていただきたいです。
◆観桜期の無料開放日は、気象台の開花宣言後に発表されます。無料開放期間は原則7日間です。
◆ライトアップの時間は午後6時から9時30分までです。
2022年 桜見頃時期
最後に
この情報2022年2月現在のものです。
少しでも皆様のお出かけやご旅行の参考にしていただけたら幸いです。
最新情報は公式サイトなどでご確認ください。
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