白川郷の楽しみ方

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岐阜県にある白川郷は、ミシュランで3つ星に評価された日本を代表する観光地の一つです。

数年前から「白川郷ライトアップ」が大変人気があり、国内外から多くの観光客が訪れる場所となっております。

私自身、何回も訪れたことがありますが、こんなに新緑の時期がいいとは思いませんでした。

緑豊かな白川郷。こののどかな風景は、日本の原点を思い出させてくれます。

ぜひ皆さんも訪ねてみてくださいね。

白川郷とは

五箇山(富山県)と共に、「白川郷・五箇山合掌造り集落」として、1995年に世界文化遺産に登録されました。

白川郷は実際には、岐阜県大野郡白川村と高山市荘川村及び高山市清見町の一部が相当します。

白川村を「下白川郷」、その他を「上白川郷」と言いますが、今日では、白川村の荻町地区に点在する合掌集落のみを「白川郷」と指すことが多いようです。

日本三大秘境

・岐阜県:「白川郷(しらかわごう)」

・徳島県:「祖谷(いや)」

・宮崎県:「椎葉(しいば)」

この3つが、日本三大秘境と言われています。

失われつつある秘境感

私が学生の頃は「秘境」、まだそんな感じがしました。

高速道路も開通しておらず、バス遠足では多くの人がバス酔いをしながら行ったものです。

しかし現在では高速道路も開通し、各方面からのアクセスも良くなりました。

それゆえに、多くの観光客が訪れるようになり『秘境感がない!』と、言われるようになってしまいました。

でも評価していただきたいのは、この日本の原風景ともいうべき「合掌造り集落」に、今なお人々が生活をしているところです。

山間にある合掌造りの家に、何気に干してある洗濯もの。

水の張った田んぼに映る合掌造りの家。

清らかな水で泳ぐ魚たち。

どこか「つーん」とくる、懐かしい雰囲気が漂っています。

お土産店や食事処が並ぶメインストリートだけでなく、ゆっくり時間をかけて散策していただくと、きっと秘境と思える風景に出逢うことができると思います。

新緑の季節も魅力的

ライトアップされた冬の幻想的な景色や、山が赤や黄色に染まる紅葉の時期もいいのですが、新緑の季節も魅力的です。

長くて厳しい冬に完全に決別し、花や緑で賑わうのがこの時期です。

待っていました!とばかりに、人が、自然が動き出します。

そして何よりも、ニッポンの原風景を感じていただける時期だと私は思っています。

主なアクセス

●自動車

東海北陸自動車道 白川郷インターチェンジより数分

名古屋市より約2時間15分
高山市より約50分
富山市より約1時間15分

●路線バス ※コロナのため、運行便数が変更になっています。詳しくは各社HPでご確認ください。

名鉄バスセンター(名古屋駅)より岐阜バスが運行1日4往復
高山濃飛バスセンターより濃飛バス北陸鉄道富山地方鉄道が共同運航1日14往復(下呂・富山・金沢発着便を含む)
富山駅前より富山地方鉄道濃飛バスが共同運航1日3.5往復
金沢駅前より北陸鉄道濃飛バスが共同運航1日10往復
高岡・新高岡駅より加越能バスが運行1日5往復 ※城端経由
城端駅より加越能バスが運行1日1往復

                                                   ※白川郷バスターミナル

白川郷おすすめ見どころチェック

白川郷を代表する荻町地区には、大小100棟の合掌造りがあり、今なお人々が生活をしている「合掌造り集落」です。

行きたい場所は人それぞれですが、絶対に外せない場所をご紹介します。

荻町城跡展望台(城山展望台)

白川郷で最も人気のある場所です。

ライトアップの時期以外はマイカーや徒歩でも行けます。

時期によっては駐車場が混んでいたり、徒歩だと行きは上りがきついので、シャトルバスを利用するのがいいと思います。

和田家スイレン池の前に乗車場所があります。毎時00、20、40発。
所要は5分程度。料金は車内清算です。※現在運行便は変更の可能性があります。
この展望台は、荻町合掌造り集落を一望できる絶好の場所です。
周囲に広がる山々。眼下に広がる合掌造り集落。その景色は格別ですよ。
雑誌や観光パンフレットで見るお馴染みの景色ですが、ここはぜひ、ご自身の目で実際に見ていただき、記念の一枚を撮っていただきたいです。

地元グルメが並ぶメイン通り

集落の中心部に位置し、おみやげ店、食事処、テイクアウトのお店が集まっています。

飛騨牛コロッケ、飛騨牛の串焼き、みたらしだんご、五平餅など、地元グルメが並ぶメインストリートです。

お店の前にはイスが置いてあり、休憩をしながら食べ歩きをするのも楽しいですよ。

和田家住宅

集落の中で最大の規模を誇る合掌造り。

国の重要文化財に指定されています。

江戸期に名主や番所役人を務めるとともに、焔硝の取引によって栄えました。

現在でも居住として活用されており、1階と2階は見学場所として公開されています。

明善寺

真宗大谷派の寺院。

本堂・庫裏・鐘楼が合掌造りのままで、これは他に類がないものとして一見の価値があります。

特に鐘楼門は茅葺の屋根を持ち、1階にひさしの付いた珍しい形です。

庫裏とは住職が住む場所のこと。「明善寺庫裏郷土館」として公開されています。

であい橋

白川郷は、集落内は車の乗り入れができません。

観光バスやマイカーは「せせらぎ公園駐車場(有料)」で停め、「であい橋」を渡り集落内に入ります。いわば、この橋を境に、タイムスリップの世界に入ります。

下を流れる清らかな庄川、山々もきれいで情緒があり、撮影スポットになっています。

その他

その他にもみどころはまだまだあります。

神田家・ふる郷長瀬家・三棟並んだ合掌造り・美然ゆめむろ館・合掌造り民家園などなど

きっとみなさんも「イチオシ!」の場所を、見つけることができると思いますよ。

まとめ

白川郷は、幻想的な冬のライトアップの時期、赤や黄色に染まる紅葉の時期ももちろんいいのですが、素朴さが増す新緑の季節は、かなりおすすめです。

清らかな川のせせらぎ、濃い緑に囲まれた新緑の白川郷は、素朴で、ニッポンの原風景を感じていただけると思います。

2時間から3時間かけて、ゆっくりゆっくり休憩をしながら、散策されることをおすすめします。

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